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1.仮払金の処理
従業員が出張に行く際などには、経理部から事前に旅費を支払っておくことがありますが、事前の段階では旅費がいくらになるか正確に把握できない場合があります。このような場合には、概算額で現金を渡して(仮払いして)おきますが、この事前に支払った現金は『仮払金』(資産)として処理します。そして、旅費が確定した段階で『旅費交通費』(費用)などの勘定に振り替えます。
【例8—5】
従業員の出張に際して、旅費の概算額500円を現金で支払った。
【例8—6】
【例8—5】を前提とし、従業員から旅費として400円を使ったと報告を受け、残金100円を現金で受取った。
2.仮受金の処理
当座預金口座に原因不明の入金があった場合には、一時的に『仮受金』(負債)として処理します。そして、原因が判明したときに『仮受金』(負債)を原因を示す勘定科目に振り替える処理を行います。
【例8—7】
得意先より当座預金口座に300円の入金があったが、その内容が不明であった。
【例8—8】
【例8—7】の入金額300円は、売掛金の回収分であることがわかった。
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