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小口現金出納帳
小口現金出納帳は、小口現金の状況を記入する帳簿です。
小口現金を補給するタイミングによって記入方法が異なります。
記入方法の確認
事例を使って小口現金出納帳の記入方法を確認しましょう。
【例12-3】を見てください。
【例12-3】
下記の一連の取引について、小口現金出納帳に記入しなさい。なお、前渡額は¥1,000である。9月 9日 はがき代 ¥100
9月17日 タクシー代 ¥200
9月23日 電気代 ¥500
月(または週)の初めに補給する場合
受入欄には補給額を記入します。
摘要欄には支払いの内容を記入します。
支払欄には支払金額を記入します。
内訳欄には支払金額の内訳を記入します。
9月9日にはがき代として100円の小口現金を支払っていますので、摘要欄に「はがき代」、支払欄に100円と記入しています。
そして、はがき代は通信費という勘定科目で処理しますので、内訳の通品費の欄に100円と記入します。
同じ要領で、タクシー代と電気代も記入します。
タクシー代は旅費交通費、電気代は水道光熱費です。
月の終わりに、小口現金の残高を次月繰越として赤字で記入します。
そして同じ金額を次の月の初めに前月繰越として記入します。
月のはじめに小口現金を補給しますので、補給した金額を記入します。
これは、前の月に使った金額になります。
月末(または週末)に補給する場合
月のはじめに補給する場合と違っている部分だけ確認します。
月の終わりに小口現金を補給しますので、補給した金額を記入します。
これは、今月使った金額になります。
月の終わりに小口現金を補給する場合、毎月同じ金額が繰り越されます。
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