第4章 第1節 約束手形

手形 第4章 手形

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1.約束手形とは

約束手形とは、手形の振出人が受取人に対して一定金額の支払いを約束した証券です。

約束手形の登場人物は「振出人(支払人)」と「受取人(名宛人)」の2人です。以下それぞれの処理をみていきます。

2.約束手形の振り出し(振出人の処理)

約束手形を振り出した場合、満期日(支払期日)にお金を支払わなければならないという義務が生じるため支払手形』(負債)を認識します。

【例4—1】

東京商店は横浜商店より商品300円を仕入れ、代金は約束手形を振り出して支払った。

約束手形1

【例4—2】

約束手形300円の満期日が到来したため、当座預金口座から300円が引き落とされた。

約束手形②

3.約束手形の受け取り(受取人の処理)

約束手形を受け取った場合、満期日(支払期日)にお金を受け取ることができるという権利が生じるため受取手形』(資産)を認識します。

【例4—3】

横浜商店は東京商店に商品300円を売上げ、代金として東京商店振り出しの約束手形を受け取った。

約束手形3

【例4—4】

約束手形300円の満期日が到来したため、当座預金口座に300円が振り込まれた。

約束手形4

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